デブになった背景
物心がついた時には、すでにポッチャリしていました。人生で一度も痩せていた経験がありません。
小、中学校と男子からは太っていることを頻繁にからかわれていました。思えばあの時、なぜ悔しさから本気で痩せようとはしなかったのか…深刻ないじめなどではなかったからかもしれません。
子どもの肥満は、親の責任にある。
肥満細胞(なんて恐ろしい細胞なんだ)は3歳までに作られるなんて話を聞いたことがあります。
私は親に、静かになるからという単純な理由でスナック菓子を袋ごと渡され、放置されていたそうです(大きくなってから親から聞かされました)
なるほど太るわけだ。
私が周りの人間の誰よりも、スナック菓子が好きだった理由も納得。体が、スナック菓子を覚えてしまったということなのでしょう。いや、細胞がというべきか?
肥満細胞ならぬ、スナック細胞。本当に恐ろしい細胞です。
親に対しては、そんな理由から恨みが無いと言えば嘘になります。
私が物心ついた時からすでに太っていたのは、上記のことから親のせいであることは明らかだから。
でも、親の名誉のために言わせてもらうと、親の体型はスリムでした。私が太っていたのも、大人になれば自然と自分たちのように痩せると思っていたらしく特に気にせず、子どもはガリガリよりはポッチャリしていたほうが可愛いと感じていたらしいのです。
お菓子を与えれば子どもは喜ぶし、ダメと言ったら泣く。それはかわいそう。だから与える。大丈夫、大人になれば自然と痩せる。
そんな考えだったみたいです。わざと子どもを肥満にさせたがる親はいない。力士の家庭は知りませんが。我が家の場合、親は自分たちがスリムだったため、肥満を軽んじていたのでしょう。私が太った原因は明らかに親にある。でも、そうしたくてしたわけではないということです。
さて大人になった私が、そんな親の思惑通りに自然に痩せることが出来たか?
答え、NO。
痩せるわけがない!
肥満細胞ならぬスナック細胞が、大人になったからといって、痩せようとする働きをするわけがないじゃないか!
なんてつらつら書いていたら、スナック菓子業界に怒られそうだから言うわけではないですが、私がブクブクと太ったのは、なにもスナック菓子だけのおかげではないのです。
(デブの嗜好品につづく)