デブの嗜好品
チョコレート、アイスクリーム、炭酸飲料、ケーキ、おせんべい、おだんご、芋羊羹、駄菓子、エトセトラエトセトラ…
これらが死ぬほど大好きで、子どもの頃から食べまくっていました。
ジャンクフードも大好きで、特にフライドポテトを愛する毎日。
コンビニと駄菓子屋に通い詰める日々でした。
今思い出しても恥ずかしいのですが、友達の家に遊びに行き「何も出ないならもう帰る」と言って強引におやつを出させ、それをペロリと平らげると「じゃあね」と言って帰ってしまうみたいなことを、子どもの頃は平気でやってのけていました。
さらに、小学校高学年になると塾へ通い出すのですが、そこへ私の分のおやつを友達に持って来させることを強要し、勉強そっちのけでおやつを貪っていました。
こんな肥満のエリートみたいな行動をする奴と、よく友達も飽きずに付き合ってくれたなと今さらながら感心します。
ちなみに友達はみんなスリム体型でした。
家でお菓子を山のように平らげ、友達の家でもあたりまえのようにお菓子を食す。
結果、夕飯が食べられないという事態にでも陥ればよかったのですが、私の肥満細胞にそんな非常事態は訪れません。
特に白米が大好きで、ふりかけが無いと食べられないとぬかす人間が信じられない。
炊きたてなら、白米だけでごちそうです。もちろんおかずも食べますが、おかずが無くなれば、ご飯だけを食べる。おかずが無くとも、ご飯さえあれば良い。
肥満のエリートは、麺類にも目がありません。ラーメン、パスタ、焼きそば、うどん。
蕎麦も好きですが、肥満のエリートはあまり蕎麦は選びません。そうめんも好きですが、肥満のエリートにとってそうめんは味気がなく、前菜と同じ位置付けになるためメインをはることはほぼありません。
箸休めですね。
私は関西圏ではないのですが、ご飯とお好み焼き、ご飯と焼きそばといういわゆる炭水化物&炭水化物も全くもって無問題です。
肥満のエリートは、菓子パンやカップラーメンを朝から食べます。間食としても食べる。夜食にも食べる。特に好きなのはメロンパン、ペヤング、わかめラーメン。
比較的ヘルシーだといわれるおやつの代表格、果物やヨーグルト、ナッツ類も大好きだし、ローカロリーなあたりめ、こんぶ、梅、こんにゃくゼリーなども大好きで、これらはおやつとおやつの間のつなぎで食べたり、無意識に食せる暇つぶし食品として私の中に位置付けられています。
こんな生活を送る人間が、デブを脱却出来るわけがない。
親が大人になれば自然と痩せると思っていたのは、大人になれば自然とお菓子を食べなくなるだろうと思っていたからでしょう。
肥満細胞が大人になったら普通の細胞に変化するのか?
するわけがない。
細胞レベルでお菓子を食べることがプログラムされているこの体が、お菓子を拒絶するようになるわけがないのです。
(ダイエットを始めるきっかけにつづく)