ダイエットのマイルール
ダイエットのマイルール
妊娠後期の時の話。
休んでいた会社の新年会に呼ばれ、大きいお腹でしたがカラオケに参加しました。
そこで違う部署の人に「おめでとうございます!」と言われお礼を言うも、なぜかあまり話が噛み合わない。
よくよく聞くと、その人はもう私が出産したと思って、おめでとうと言ったみたいでした。
ショックでした。だってお腹を見たら分かるはず。妊娠中だということを。
つまり、私が妊娠前から、お腹が出っ張っていた事実を改めて感じさせてくれたエピソードでした。
さて、ダイエットです。
巷には色々なダイエット方法があふれています。
一体、自分にはどんなダイエットが合っているのだろう。
もちろん、すべてではありませんがダイエット情報を自分なりにまとめた結果、痩せるためには
•食事制限(食べなきゃ痩せる)
•運動をする(動けば痩せる)
突き詰めると、結局この二点しかないということがわかりました。
でも私は、何度も述べている通り肥満のエリートです。
食事に制限などかけたことがないし、食べ放題に行けば極限まで食べることを常とする人間です。
運動も大嫌いで、車の免許をとってからは歩くこともほとんど無くなりました。
そんな私が、ダイエットするにあたりまず考えたことは、決してハードルを高くしてはいけないということ。
いきなり絶食、いきなりランニング、そんなことは私にとってはハードルが高すぎて始める前から挫折間違いなしです。
過去、ダイエットのために夜、近所を走ったことがありました。
疲れて途中のベンチで休み、目の前のコンビニでチョコパンを買って食べて、そのまま歩いて帰宅なんてこともありました。
それに私の様な普段運動を全くしないデブは、いきなりランニングみたいな激しい運動をすると膝や腰をやってしまうそうです。
そうなったら余計に動けなくなり、余計に太ることは目に見えている。
運動は、ある程度体が軽くなってから、無理のない範囲でやろう。まずは体を軽くして、動きやすい体にしよう。
運動をひとまず置いておくとなれば、あとは食事制限しかありません。
私の今までの食事スタイルですが、一日三食きっちり食べていました。
朝はチーズかエッグかハムをトーストに乗せて食べ、家族がいなくなるとお菓子を延々と食べる。
食べるお菓子は、チョコレート、ポテチ、おせんべい、チーズクラッカー、フルーツゼリー、アイスクリームなど。あたりめや梅、甘栗なんかも口直しに食べています。
とにかく暇さえあれば口に何か入れています。飴しかり、ジュースしかり。
ジュースとは炭酸飲料のことで、コーラやサイダーなど。甘いアイスコーヒーやアイスココアも大好き。
食べていないときでも、常にこれらを飲んでいます。
外食する際に頼むドリンクはほぼ100%でコーラです。ドリンクバーなどでは、炭酸飲料とアイスコーヒーを行ったり来たり。アイスコーヒーにはガムシロップ&ミルクをたっぷり入れます。
お酒も大好きですが、弱いのと、運転をすることが多いためあまり飲みません。
お酒といえば、お酒のおつまみも総じて大好きです。居酒屋が大好きなのです。肉も魚も大好き。とくに唐揚げや焼き鳥は必ず注文します。
唐揚げは昨今のブームで、専門店もあちこちにありますね。
お気に入りのお店が近所になかったことが、不幸中の幸いといった感じです。
延々とお菓子など何かしらを口に入れているため、全くお腹は空かないのですが、時間がくれば昼食を食べます。
お昼は外食だったり、買って家で食べたり色々ですが、買って食べる場合はパスタとおにぎり2個、デザートに菓子パンなど。
家で作る場合はご飯を2合炊いて、わかめごはんにしたり塩むすびにして全部食べます。
シーチキンに醤油をかけて、ご飯にのっけて食べるのも大好きです。
昼食を食べて少し落ち着いたら、また間食。季節を問わず、チョコ系アイスクリームの出番が多いです。
夜はどんなおかずであれ、ご飯は必ずおかわりします。これは子どもの頃からずっと。一杯じゃ絶対に足りません。
ちなみにお茶碗は普通サイズ。家族は誰もおかわりしません。私だけです。お味噌汁もおかわりします。
以上が私の今までの食事スタイルですが、見直さなければならないことだらけです。
私なりに考え、ダイエットするにあたり食事に以下のルールを作りました。
•よく噛んでゆっくり食べる。
•一日一食を心掛ける。(朝のスムージーはカウントしない)
•飲み物はなるべくお茶か水か炭酸水。コーヒーには砂糖は入れない。
•目の前にある食べ物を本当に今それ食べなきゃ死ぬのか?と考える。
•おやつ、間食はダメ。どうしてもとなれば飴をなめる。歯磨きをする。
•寝る三時間前までに食べることを終わらせる。
よく噛んでゆっくりというのは、今まで自分がしていなかったことで、一番ハードルが低く実行出来そうな項目。
目の前にある食べ物を本当に食べたいか?など、とにかく食べることについて何も考えずにただ口に放り込んでいた自分を根本から見直すことが、ダイエット成功への道筋だと思いました。
間食をやめ、一日一食というのはとてもつらいことなのですが、その代わり、その一食は何を食べてもいいことにしました。例えばお菓子を食べてはいけないのではなく、一食としてのお菓子だったら食べてもいい。
それに、一食なら何を食べても自由ということにしておけば、友達とのランチだって気兼ねなく行ける。
友達にはダイエットをしていることを絶対に知られたくないのです。
今さらダイエット、と思われるのが恥ずかしいし、ある日突然「あれ?痩せた?」とか言われてみたい。人生で一度も言われたことない、夢のようなセリフです。
飲み物も、大好きなコーラやサイダーをやめるのは本当につらいことなのですが、この問題は意外と簡単に解決できました。
実は、なぜ自分がコーラなどの炭酸飲料が好きなのかを考えてみたところ、しゅわっとする感覚が好きなのだということに気が付いたのです。
そう、味ではないのです。
味が関係ないのであれば、なにも砂糖がドッサリ入ったコーラなどを飲まずとも、今は天然水の炭酸などが種類豊富に売られています。試しに飲んでみたところ、これがすごくおいしい!
炭酸が飲みたくなったら、炭酸水。
麦茶などのお茶はもともと大好きだし、アイスコーヒーも砂糖なしで飲めるくらいコーヒー好きなので、うん、飲み物問題は解決出来そうです。
次に、ダイエットするにあたってのそもそものルールを決めました。
•毎日体重計に乗る。
•体を動かすことを常に考える。
•移動はなるべく歩く。階段を使う。
•食べたくなったら食べずに寝る。眠気がある場合は食べない。食べたくなったら、まず、しなきゃいけないこと(掃除など)をする。
•お腹が鳴ったら喜ぶ。
最後の、お腹が鳴ったら喜ぶというのは、これも私の根本的な考え方を変える方法の一つです。
今まで、お腹が鳴ってしまうということは、私の中であってはならないことと考えていたのです。
人前でお腹が鳴ったらとても恥ずかしいし、一人のときに鳴ったら鳴ったで、こんなにお腹が空くまで食べてなかった私かわいそう!と悲壮感に苛まれる。
お腹が鳴るということは私にとってはネガティブな現象でしかなく、逆にお腹が鳴らない状態=常に満たされている状態であることこそが重要であり、それこそが幸せなのだという、まさにデブ特有の思考回路にあったのです。
でもダイエットについて情報を集めていく中で、目からウロコの一文を見つけました。それは、
【空腹は体が痩せようとしている合図】
という一文です。
私の考えは全く逆でした。
すぐ空腹になるのは、太っているから仕方ないと思っていたのです。
太っているせいでお腹が鳴るのだ、と。卑しい行為なのだと。
まさか、痩せようとしている合図だったとは…お腹が鳴るのはデブはここだよサインかと思っていました。
たまにスリムな人がお腹が鳴っているのを見ると、驚いたものです。この人、こんなに痩せているのにダイエットでもしているの?なんて。
さらに、美容に関係の深い成長ホルモンは、睡眠時だけではなく、空腹時にも分泌されるらしいのです。
ビバ空腹!
余談ですが、スリムな人が「痩せたい」「痩なきゃ」みたいによく言ってるじゃないですか。
あれ、本当ムカつきますね。「何で?十分痩せてるよ!」とでも言ってもらいたいのでしょうか。
もちろん、周りから見て十分に痩せてる人でも、もっと痩せたいと思うことは自由です。
ただそれを、我々デブの前で言わないでもらいたいだけ。
どう見ても標準体型より細いレベルに目の前で痩なきゃって騒がれたら、私レベルはあれですか?もう、死ねということなのでしょうか?と、気持ちがやさぐれる一方になってしまいます。
痩せたい•痩なきゃが口癖のスリムさん方は、どうぞスリムさん方同士でその美意識を高め合って下さい。
デブを前に優越感に浸りたい気持ちもまあ、分かりますけどね。
(超自己流、一日一食のやり方につづく)